さて、例のムサシノモーターですが、コイルの巻き替えを、やってみました。
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ブラシ押さえのスプリングを外し、2本のビスを取ると簡単に分解出来ます。
30ターンです。
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良く見ると、アマチュアの直ぐ近くで断線・・・
コイルも、焼けて少し黒く成っています。
 
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同線を圧着溶接してある部分をカッターを使いながらハンマーで叩いて広げます。
 
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広がったらエナメル線を解いて行くだけ・・・
ターン数が分からない時は、数えながら解きましょう!
 
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大分、解けて来ました。
 
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完全に解けた状態です。
 
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解いた残骸・・・
 
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新しい物と比較すると表面が焦げた様に成っています。
線径は0.65mmで1ターン約7センチ。30ターンとして2.1mの3コイルで約6,3mのエナメル線が必要です。
10mで350円です。♪
 
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解いた逆の順に巻くいて行きます。
最初の方から有る程度、きつく巻かないと、次のコイルが巻け無く成りますので、綺麗に巻いて行きます。
アマチュア部分はエナメルを削り導通させます。
 
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巻き終わったら、アマチュアを、かしめ直して、溶接します。
最後にワニスをたっぷり流し込む様に塗り込んで絶縁性を高めます。
ワニスが乾燥後、シャフトを電気ドリルに銜え回転させながらブラシが当たる部分をサンドペーパーで綺麗に整えます。
ブラシも辺りが出る様にサンドペーパーで削ります。
組み立てる時、シャフトのシム(ワッシャの様な物)を必ず入れ組み上げます。
組み上がったら、シャフトを前後に動かしシムの具合を見ます。少し遊びが有る程度で良いです。
そしてシャフトを手で廻し擦れが無いか音がしないか確認した後、低電圧で試運転、音、臭い、振動が無ければ良好ですので、ちょっとだけ、高回転で廻して異常が無ければ、3Vの電圧で慣らし運転を10時間程度廻し、ブラシの当りを付けます。
 
こうして、ゴミと化するモーターが復活しました。
 
当然、巻き数を変える事で、性能を変える事も可能です。
線を細くして巻き数を増やしたり、太くして、パワーのあるモーターに生まれ変わらせる事も可能です。
 
船に合わせてオリジナルの巻き数のモーターが作れます。
壊れたモーターをお持ちの方は挑戦してみては?
 
このムサシノモーターは、飛行機に搭載して居た様で真っ逆さまに墜落・・・
田んぼに刺さっていたとの事でした。
高回転から一気に停止、しかも電気は流れたままで破損した様です。
安全装置が無ければ一瞬でモーターもダメに成りますね。
 
今回、ご紹介した、コイル巻きは、お小遣いが少ない人を対象にしています ( ^∇^)キャキャキャ
 
お小遣いが沢山の人は新品のモーターをお買い求め下さい (^m^ )
 
良い子は、夏休みの宿題のネタにしてはイケません (≧∇≦)ノ彡